■大半の講座の合格率が不明な理由

簿記2級を受験すると決めてから、通信講座やスクールを使って勉強しようとする人は毎年たくさんいるわけです。通信やスクールを選ぶ基準は人それぞれですね。費用を気にする人は多いでしょうし、もちろん講座の内容や教材を見ることも大切です。

ところで、「基準に選ばれそうでありながら、なかなか実際には選ばれていない」、そんなポイントがひとつあります。それは、「受講した人たちの、合格率」ですね。

なぜ合格率を比較して、通信講座やスクールを選んだという人たちがめったにいないのでしょうか? なぜならば、「肝心の合格率が、なかなか発表されないから」です。

日商簿記2級検定試験直後に、受講者たちにアンケート調査等を行って、合格不合格を質問することは大手の通信講座やスクールならあまり難しいことではなさそうですね。実際に、はがきなりネットなりを使って調査しているケースはあるようです。しかしその調査結果がはっきりと発表されないことが多いようです。発表するにしても、はっきりと「XX.X%」と数値を出さずにあいまいな形になることがほとんどかもしれません。

それはどうしてでしょうか? その答えは推測の域を出ませんが、発表できる結果ではないことが圧倒的多数を占めているでしょう。ようするに、全国平均の簿記2級の合格率と比べてたいしてよい結果になっていないからだと考えられます(そうでなければ、最初から合格者を集計していないのでしょう)。

もし合格率を堂々と発表しているところがあれば、それは自信と信頼の証といえるでしょう。たとえばフォーサイトは、平成26年の6月の試験において、簿記2級の合格率を全国平均の1.54倍、簿記3級の合格率を1.58倍と発表していますが、このような例は非常に稀有なケースです。